わたしと幼なじみ達

午後5時。




病院から学校まで歩いて1時間。



まだでなくても、間に合うっちゃ間に合う。




でも、あたしは、もし時間がなくなったとき走れないから、もう行くことにした。





「じゃ、行くね?」

「うん!頑張ってね♪」

「こっちは心配せんと、ガツンといくんやで!!」

「うん!じゃ!!」





そういって、あたしは前に進んだ。





髪型も一応、愛羅っぽくした。




だから、病院からは簡単に出れた。





まだ時間はいっぱいあるから、歩いて行けそう…。





そして、あっさり学校到着。




時間は6時20分。




余裕じゃん♪




部屋にいこうと、寮の中に行く。




あたしの部屋に行くには、拓斗のいる、あの部屋を通らなきゃいけない。




気が重い。




ゆーっくり静かに通ろうとしたら、




「姫香ちゃん、おかえりー♪」



って、聞こえてきた。




そして、部屋に引きずり込まれた。




「驚いた?」

「キモい。ってゆーか、あたし、あんたに付き合ってるヒマないんだけど!!」

「そんな怒んなよ。まぁ、座れ。」

「やだ。」




目が変わる。




思わずビクッてなる。





「座れっつってんだろ?座んねーなら、殴るぞ?同じとこ…。」

「…わかったから。」





あたしは仕方なくイスに座る。