わたしと幼なじみ達

「桜井さんにも、告白はさせてあげる。でも、学校で。」

「は!?あんたバカ?姫は入院だっつってんだろ?」

「愛羅!」





危なっ。




キレるとこだった。





「それはムリや。姫は、病院を抜けだせへん。医者に止められてんねん」

「知らないわよ。そして、コクれるチャンスも一度だけ。あたしと同じ時間だけ。」

「何時なの?」

「夜、7時。」

「あかん!ちょうど、見回りとかの時間や!」

「えっ!?ば…場所は?」

「圭くんの部屋。つまり、桜井さんの部屋。」

「最低…。」

「フフッ…。なんとでも言って?あ、それからこの条件が守れなかったら最初にした約束…ちゃんと守ってもらうわよ?」





ムカツク!!




結局、そうゆうことか…。




「どこまで姫を追い詰めんの?」

「知らないわよ。ちなみに、その日は拓斗も告白するわよ。」

「はぁ!?」

「あたしが拓斗に言っといた♪」

「お前…ほんま最低やな!!」
「あたしは目的のためならなんでもするの…。圭くんに言ったら、桜井さんの負けね?」

「…。」

「じゃ、桜井さんにちゃんと伝えといてね♪バイバーイ♪」

「純くん…。」

「とりあえず、姫に伝えんと、どうにもならへん」




そうだよね…。