わたしと幼なじみ達

☆姫 story



目が覚めると、白い天井と愛羅と純が目に入った。




「愛…羅?純?ここは?」




私は、今の状況を愛羅に聞いた。





つまり、あたしは内出血、しかも大量出血で倒れ、圭に発見されて保健の先生にここまで連れてきてもらったと…。




「そっか…。心配してくれてありがと。」

「そんなの心配して当たり前だし!!そんなのは良くて…」

「姫、青葉の事、愛羅から聞いてん。せやけど、愛羅を責めんといてな?」

「責めるわけないよ。愛羅がいなかったら、あたしどうなってたかわかんないし!」





愛羅がどんなにあたしを救ってくれたか…。





「でね?愛羅、姫が内出血になったのは青葉くんに殴られたからだと思うの」

「うん。」

「あ、そだ。姫、ちょっとお腹見せて。純くんは後ろ向いてて。」





愛羅は、そう言って純に後ろを向かせて、あたしのお腹を見た。





「な…なにこれ。」





愛羅がそう言うのも無理はない。





あたしのお腹は、殴られたあとで腫れた跡と、赤紫っぽい皮膚だった。





思わず自分で


「キモ…。」


って言った。





服をちゃんと来て、純にどうなってたか説明。





「考えただけで悲惨やな…。」