わたしと幼なじみ達

ケータイをだそうと、カーディガンのポケットに手をのばした。




だけど、ポケットにケータイはなかった。




「まぢ?…さいあく…」




必死に声出しても、聞こえるわけない。




少しでも入り口に近づこうとしたけど、つらい。




な…なんで?




えと…今日は4日目。




初めて痛くなったのは3日目。




…暴力のせい?




まさか…ね。




って、なんであたし冷静なんだ!?





こんなこと考えてらんないんだけど…。




ちょ…ヤバい。




意識が…





あたしは、最後の力をふりしぼって、ムダだって分かってたけどある人の名前を呼んだ。





「け…い…!」





あたしの意識はそこまでだ。