わたしと幼なじみ達

「知らないよ!!愛羅が乗ってきたんじゃん!!」

「だって、姫が〜」

「「ぷっ…あはは!!」」




ほんとに…あたし達なにやってんだろ(笑)




「愛羅…ケガね?拓斗だよ。昨日は、遅くなっただけで殴られちゃって…。」

「そっか…。愛羅と話してたからだね…。ごめんね…。」

「なに言ってんの!!愛羅のせいじゃないし♪ってか、愛羅のおかげであたし、壊れないんだよ!!」




本気でそう思う。




「ありがと、姫。」

「ありがと、愛羅。」




また、2人で笑った。




愛羅といると、おちつく。




そういえば、愛羅が初めての女の子の友達だな…。





「あれ、姫達、先行かなかった!?」





後ろから声がして、振り向いたら4人がいた。





「あれ?夏くん、今何時?」

「今?8時15分。」

「愛羅、あたし達、20分はここにいたんだよ!!」





今気づいた。




愛羅も相当びっくりしたみたい(笑)。





「ほんとに姫はドジだねー!!昨日も、転んでケガしたんだって!!」




夏…。




この…KY!!




って、なんにも知らない夏に心の中で言っちゃった。




「ほんまや。ケガだらけやな!!」

「うわぁ。アザまであるし。」

「純、有、そんなにケガを見んな!!奈未〜♪」

「ちょっ…なんで奈未呼ぶんだよ!?」