わたしと幼なじみ達

★純 story



俺は姫のにいちゃん的存在や。





圭は姫がスキらしい。




姫も多分スキやんな。




あれ。




俺も、姫は妹としてスキや。




前はもしかしたら女子としてスキなんかな、おもたけどな。





ほんで、俺は、影で姫を守る決めたんや。




せやけど、姫が倒れた。




俺が保健室行ったとき、姫は話し始めてた。




俺は、隠れて聞いててんけど、衝撃的やった。




姫は…そんな思いしてたんか…。




なんも気づかれへんかった。




兄ちゃん失格や。





姫は、俺らには、秘密にするよう頼んでた。




今出てかなあかん、思ったから、でてった。




驚いて、俺を見た姫は痩せすぎてて、見てて痛々しかってん。




悲しくなって、悔しくなった俺は、思わず姫を抱きしめてもうた。




あかん…。




人に殺意を抱いたのは初めてや。




ゆるさへん…。




安西…。





みんなで作戦考えるゆうて、保健室で話しててんけど安西が通りかがったのが見えたから、場所変えるよういうた。





それからは、夏の部屋で話し合った。




せやけど、なんも思い付かんかった。




明日、安西に会っても、冷静でいられるやろか…。





姫が一番心配や…。




大丈夫なんかな?




なんか…圭とくっつけるどころの話ちゃうわ。