わたしと幼なじみ達

そう言って、あたしの事を抱きしめた。





「ちょっ!?純!?」

「あかんな…。みんなで守るゆうたのに…。俺、お前の兄ちゃんみたいな存在なる言うたのにな。ほんま…ごめんな。」





小さい頃、純に言ったことある。




お兄ちゃんになってって。




それから、ほんとにお兄ちゃんみたいに接してくれた。




それは、小さい頃の約束からきてたんだ…。





「ありがと…ありがと」





人前で泣くの嫌いなのに、今は泣くことしか出来ない。





あたしが泣きやんだ頃




「つーか、姫!!栄養失調だって。」
と夏が言った。





「え…まぢ?そんなに痩せてる?」

「「「うん!!」」」





3人の声が見事にそろった。





「けど、食べたら、吐いちゃうの。」

「飲み物は飲めるやんな?」

「うん。」

「なに飲んでるの?」

「…水?」

「「「はぁー。」」」





今度はため息がそろった3人でそろった。





「なっなに?」

「飲み物なら大丈夫なら、栄養ドリンクとか飲みなよ〜!」

「なるほど!愛羅ナイス!!」

「「「姫ってほんとにぶいわ」」」




またそろった…。





「あのさぁ!そんなことごとく揃えないでよ!!」





そのあと、みんなで笑った。




久しぶりに…笑った。