わたしと幼なじみ達

「安西さんは…なんでそんなこと…」

「それは…わからない。愛羅達が聞いたときは、安西さんは帰っちゃってた」

「姫香ちゃん。明日学校きても辛いだけだよ？」





2人の心配は、凄く嬉しい。




だけど…





「行くよ。学校。」

「「でも…」」

「心配…してくれてありがと。けど、明日行かなかったら安西さんに負けたことになる気がする!!」

「大丈夫？」

「大丈夫だよ！愛羅達は一緒にいてくれる？」

「もちろんだよ♪姫♪」

「あたしもだよ!!」

「ありがと!!それと…あの4人は多分知らないから、言わないでもらえるかな？」

「いいの？」

「うん。心配かけたくない。」

「…わかったよ！」




だけど、次の日は、思ったより辛かった。





「桜、遊莉、おはよー!!」



って、誰かに挨拶したら





「…」





シカト!!





掃除は、
「アンタやんなよ。」




あたしがヤダって言うと





「アンタみたいな最低な人間、誰が手伝うかっつーの！」




だし…。





キレそうだったけど、悪いのはこいつらじゃない。





安西だ…。





ただ、あたしはどうすればいいかわからなかった。





圭達は、やっぱり知らなかったみたいで、安西さんとふつーにしゃべるし、あたしとも話す。





それが、さらにみんなの、特に女子の怒りをかりたてる。