わたしと幼なじみ達

☆姫 story



あれから1週間。




安西さんはあたしには何もしてこない。




あたしには。




圭には一日中くっついてる。





あと、圭に話す声とあたしに話す声が違いすぎる!!





圭に話す声は甘すぎて逆にキモい。




あたしは、ふつーの声のほうがイイと思うんだけどなぁ…。




って、あたし何言ってんだ?





とにかく、休み時間の度にきて、勝手に昼も一緒に食べてる。




正直ウザいって、あの4人は言ってる。





そして、あたしはなぜかイライラしてる。




特に圭なんか、ベタベタさわる安西さんもだけど、ヘラヘラしてる圭にも腹立つ





って…なんで怒ってんだ?あたし…。





その日は、愛羅は先生に呼ばれたから1人で帰った。




教室から出たら、有と純がいたから一緒に帰ることになった。




「みんな大変だねー!お昼まで安西さんと一緒で」

「ほんまやで。せやけど、俺は愛実で慣れてるから耐えられるんや♪」

「俺はダメ。奈未とは真逆のタイプ。」





奈未ってゆーのは、南さんのコト。




奈未とはけっこー話すんだ♪





「せやけど、安西の狙いは圭やからな。」

「あぁー。なんかもう彼女気取りだよな。」

「そうなの?」





なんとなく想像つくよーな…。