わたしと幼なじみ達

★圭 story



今日は、安西秋南とかゆーやつがしつこかった。




なぜかオレにばっかついてくるし。




姫はいないし、ついてないなーとか思ってたら、安西が



「ちょっと、手伝ってほしいことあるんだけどぉ」




とか、甘ったるい声で言ってきた。





こいつも特別寮のやつらしいけど、姫のほうがかわいい。





で、放課後手伝いに行った。





委員会の書類の整理が手伝ってほしいことらしい。





同じクラスの委員に頼めよ…。





そのせいで、帰るのが遅くなった。





姫に夕飯、つくろーと思ってたのに。

帰ったら、姫が出てきて


『ご飯つくる』


とかゆーから、熱下がったのかと思って姫のデコに手をあてた。





やっぱり熱あった。




顔赤いし。




俺が夕飯つくるって言った。




俺はお粥をつくって梅を乗せて持っていった。





姫は


「圭、料理できたんだー」

って、いった。





…これって、そんなすごいもの?





で、姫は

「…おいしいよ。ありがと、圭!」


って、笑った。





姫の笑顔には弱い。




まぢかわいい。




思わず、赤くなった。




姫にバレたか?






「圭…顔赤いよ?熱、うつしちゃった?」





って、姫の言葉で一安心。




姫が鈍くて良かったけど、俺これから大丈夫か?