わたしと幼なじみ達

「圭、おかえりー。今ご飯作るね〜」

「姫!?ただいま!ってか、寝てろよ!熱は?」





そういって、あたしのおでこに手をあてた。




「熱…少しあんじゃん!」
「え…あ、そう?」

「夕飯、俺がつくるよ。姫は寝てて♪」

「ありがと…。ごめんね?」

「なにが。いつも姫やってくれてんじゃん♪」





部屋に戻って、すぐ布団にもぐった。




あたし、またドキドキした。




手、当てられたときの至近距離!!




圭が近くて…。





ドキドキしたまんま、寝てると

「姫〜?入るよ〜?」




って、声がした。





「はーい。」

「姫、はい、お粥♪」

「圭、料理できたんだー。」

「まぁね。」





圭が作ってくれたお粥には、あたしの大好きな梅が乗ってた。





「梅…乗せてくれたんだ〜」

「姫、梅スキだろ?」





これだけのコトが、嬉しい。




なんで、嬉しいんだろ…。




「…おいしいよ。ありがと、圭!」

「お…おう」




圭?





「圭…顔赤いよ?熱、うつしちゃった?」

「いや…大丈夫。」

「そう?」





圭は、食べ終わった食器を片づけにいった。




なんか、変だったよーな。



ま、いっか。




あ、安西さんのコト聞き忘れた。




べつにいっかー。




なんとなく知りたかっただけだし。