リクが見たものとは、 黒ずくめの男3人だった。 3人とも、 頭までかぶるタイツのようなものに身を包み、 集まって何かお互いに耳打ちしあっていた。 話し声はもちろん届いてこなかった。 リクは やがて3つの影が王宮の方向に去って行く姿を 見てしまった。 何かイヤな予感が リクの心をざわつかせた。