電話を受けるわけでもなく、ただただマイペースに入力していく。 前職は毎日時間に追われて仕事をしていたから 時間が過ぎるのが遅く感じる。 違う部署の人が出入りする扉、 知らず知らずの間に出入りする人を観察していた。 「失礼しまーす。」 元気な声と共に 知っている顔が扉から入ってきた。