「はぃ!今はいません!」
なんて自分で言って虚しい。
寂しい。
そんなことを思っていると、
祐介さんはあまりにも驚くことを
口にした。
「じゃぁさ、龍と帰れば?あいつ、今まだ教室にいるよ」
はぃ?なんて言いました?
龍?
龍って、桜井龍?
あたしの好きな人?
なわけないよね〜。
‥‥‥ううん、祐介さんの言う龍は桜井龍だ。
「柚ちゃん?聞いてた?あ、嫌だったらいいんだけどさ?今日は龍暇らしいから」
え?暇?
今日は暇?
あ〜、、、そうゆうことね。
彼女と今日は予定がないからでしょ。
そんな暇つぶしになんてごめんだよ。
ちょっと待てあたし!
さっき頑張るって決めたんじゃん!
彼女がいたって頑張る。
中学のときからあたしはそうだった。
好きになった人に彼女がいても、
修羅場になっても戦ったじゃん!
まぁその人があたしのほうに向いたことはありませんが。。。。

