「おい!なんだよ、あの質問の答え。あれじゃまるで、おんなみたいだろ?」響に言われた。

知ってるよ・・・あたし、最低だよね。みんなあんなににがんばってたの、あんな答え
 
「ごめん。ちょっと、頭冷やしてくる。」

俺は、外に出た。外は、もう暗くってもうすぐ夏になるのにひんやりとしていた。

「大丈夫だよ?みんな、最初は緊張するし。俺だって、始めは緊張したモン。」

そういって、暖かい缶ココアを渡してくれた。

「ありがとう。奈央。ごめんね。」

「ううん。みんな、中で待ってるから落ち着いたら入ってきなよ」

「うん。」
気を利かせたのかな?ありがとう、奈央・・・

少したって、あたしも中に入った。

「大丈夫か?あんなんさ、ミスのうちに入らねぇーよ。気にすんな!」

そういって、励ましてくれた、麻。

「意外と、うけるかもよ?」と、隼人。

「まあ、ドンマイじゃね?」そういって、笑ってくれる響。

「もう、大丈夫?」そして、奈央。

あたし、skiのメンバーでよかった。