「えっとですねぇ…。」 『お前モデルの[Miya]だろ?俺知ってる。別に言うつもりはないし、取りあえず教室戻んなきゃやばいだろ。』 えっ?! 何で知ってるんですか? でも今その話はしてる場合じゃない。 「そうだね。その話はまた明日ゆっくり話そう。」 『撮影間に合わなくなるぞ!ほら急げ。』 そう言って私の手を掴んで走り出した。 手…繋いでるんですけど… やばい何かドキドキしてるし。 何でドキドキしてんの私?! 私は結局教室までずっとドキドキしてた。