耳を澄まして聞いてるとすごいコトが聞こえた。 私はそれを聞いて今までにないくらいに震えた。 それ以上そこにいると体が凍りつきそうだったから急いで莉菜のとこに戻った。 戻ると 『どうだった?』 私は俯きながら、 「……か…る。」 声が震えて上手く言えなかった。 『ゴメン。聞こえなかった。もう一回言ってくれる?』 「ゴメン。今日はもう帰る。またね」 私はそのまま顔を上げずに走ってその場から離れた。