再び瞼を開いて見た光景に膝が崩れ落ちた。




そこは現実の無の世界だった。



何もない。


聞こえるものは風の吹く音だけだった。



マフィアは暫く立ち上がることが出来なかった。



まだ信じられない。



世界の一部が無くなってしまったのだ。



こんな事があってもいいのだろいか・・・・。




いてもたってもいられず、マフィアは走り出した。



無の世界を確認するために…。



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