暫くボーと鏡に映るあたしを見ていた。 「お嬢様とは貴女の事です。執事とはお嬢様にお仕えする者…そして貴女の名はジュナ」 ゆっくり落ち着いたトーンで話すトータス。 「あたしの名前は…ジュナ」 確かめるように自分の名前を呟く。 あたしはジュナ。 あたしの名前・・・。 .