「お嬢様…」 中に入るなりトータスが声を出す。 その声は低く太い声。 トータスがその声を出す時はたいてい怒っているか呆れている時。 多分 今は怒りの方だと思う。 この後は絶対にトータスの説教かつ指導がはいる。 ジュナはそうなる事をよく分かっていた。 何しろこの身に染み込んでいる。 .