「…冷えてきましたね。お部屋へ戻りましょう」 トータスはジュナを支えて立ち上がる。 お嬢様はいつまで眠っているつもりなのでしょうか。 我が姫は眠り姫ですね。 ジュナをベッドに戻すと壁に掛かったカレンダーに目を向けた。 今日で調度 お嬢様が眠り姫になって四年。 一切の栄養注入や食事をしなくとも、衰えることなく保たれているジュナの身体。 四年前と何もかわらない。 これがジュナの力なのだろう。 .