「……と、このお屋敷は歴史があるのです」 分厚い本をバタンと閉じ、ジュナを見据える。 「へぇ〜…」 机にグターと伏せているジュナは詰まらなそうに空返事をした。 「お嬢様 しっかりお勉強下さい」 「だって〜 神に選ばれた存在だとか、神の血とか よくわかんないんだもん!」 .