悪魔と俺の禁断の恋

それから約1時間待ち、拓也たちはようやくグラウンドパークに着くことができた


「車というのは便利だが、ときには不便にもなるもんだな」


父はアトラクションのジェットコースターが上昇する中、独り言のように呟いている


隣には母が座り、拓也はその後ろに座っていた


ちなみに父と母は一番前である


「全く、もう少し便利にならんか……うわぁぁぁぁぁぁ!!」


どうやら拓也の父は、独り言を呟いて苦手なジェットコースターから現実逃避を試みようとしていたようだ


失敗に終わったけれど……