悪魔と俺の禁断の恋

「まあまあだな。今、大手会社と大きな取引をしているんだ。その取引が成功すれば、かなり金が入るぞ」


父は知らず知らず笑みを浮かべていた


「なんだ……うまくいってるんじゃん」


拓也はどんどん遠ざかる海から目を反らし、前に見えてくるグラウンドパークに目を向けた


「そろそろ着く……と言いたいところだが、なんでこんなに渋滞しているんだ?」


なんと、グラウンドパークはすぐそこなのに、車が渋滞に巻き込まれてしまったのだ