悪魔と俺の禁断の恋

「おい!」


「うおっ!」


「何そんなに驚いてんだよ」


「何だ……吉敷か……」


拓也はそう言うと雑誌を置いた


「何だとは何だ!」


「別に……ただちょっと怖い話っていうのを読んでたからさ……」


「怖い話ね……お前もしかしてそういうの苦手なのか?」


「別にそうじゃないけどさ……」


「ふーん。じゃあもう帰ろうぜ」


「ああ」


拓也と吉敷はデパートを出て、それぞれ帰路についた