はぁ?くだらない…

俺は頭を抱えた。
どうしてこんな真剣になれるんだ?


だけど悟は真剣だ。

『あのな、目覚まし5つかけろ。』

悟の寝起きの悪さはピカイチだ。
俺にもよくわかる。
よくガキの頃蹴られて殴られて悲惨だったしな…

『5つ!??それはいいかもなぁ…』

感心したように見ている。悟はほんとに…。


ま、こんなとこもらしいか!!


『じゃあサキには謝るよ…俺本当に好きなんだよな』

本当に好き…?


好きってよく簡単に言えるよ。悟がうらやましかった。