「パチパチパチ」 「え…?」 いつもは聞こえるはずのない拍手の音。 その音は私の後ろ -運動場の見える窓から聞こえた。 「今の何て曲?君すっげぇ上手い!!」 と、少し日に焼けた知らない男の子が私の方に笑いかけていた。 「誰…ですか?」 突然の訪問者にとまどい、思わず出た言葉。 「あっ!わりぃわりぃ。俺は相模颯(サガミソウ)。君は香坂(コウサカ)さんだろ?」 知ってるよ君の事、と相模君は言った。 どおして?と聞くと、さあね?だって。 よくわかんないよ。