「さぁ、入るぞ」



竜人がスタカンに入ろうとした時、



少し大きな男の子と、小さな女の子が私の前を通りすぎた。






…………?





……突然懐かしい感覚におちいった。





― 小さな私を引く大きな手。



―その手に引かれて私はある建物に入っていく。



そんな風景が突然頭によぎった。