友梨って……。
もしかして、私のおばさんのこと?
「もしかして、私のおばさんのこと知ってるの?」
驚いた私はテーブルに身を乗りだして聞いた。
「………知ってるもなにも。友梨さんはウチの会社の社長だから。」
しまった、というような表情を浮かべた彼は、ポリポリと頭をかきながらそう呟いた。
………しゃっ、社長!?!?
確かに大きな会社に勤めてて、たくさん儲かってるってのは聞いたけど……
そんなこと全然知らなかったけど!!
「なっ、何ていう会社の……?」
おそるおそる私は聞いた。
実のところ、おばさんがどんな仕事をしているのか、私は全く知らない。
「スターライトカンパニー。」
サラッと男の人は答えた。
スターライトカンパニー……
うーん、……どっかで聞いたことあるような。
