アイドル様とヒミツな恋を。

珍しいことなのか

車の近くには、

たくさんの人。





…………。



まさか、



この車とか言わないよね?



さっさとここを立ち去ろうとした時




「おーい。愛花、早く乗れって!」


聞き覚えのある声が私を
呼んだ。



……やっぱり?



私はドアを勢いよく開けて
すぐさま車に飛び乗った。