……うわー。すごくモテそー。
それが私の第一印象だった。
顔は整っててまつ毛も長いし。
背も高くて足なんてスラッと長い。
「……。何ジロジロみてんの?」
男の人は何だか嫌そうな顔をして私を見ている。
……ヤバッ!
ついつい見とれた……
「っていうかアンタ何者?」
さっきよりもだるそうに私を指さして、男の人はそう聞いてきた。
「えっと、……あのっ、私!ここに来るようにおばさんに言われたんですけど……」
おそるおそる私はそう言った。
「………ああ、そうだったな。じゃあとりあえず入って。」
思い出したような顔をした男の人は、私を家に誘い込んだ。
………え?
いきなり入っちゃうの!?
「おっ、おじゃまします……」
ゆっくりと、私は彼の家に足を踏み入れた。
