アイドル様とヒミツな恋を。




……何だコイツ!!


焦った自分がバカらしかった。


「思ってないわよ!!だいたい……」

「おっ?この匂いはシチュー?」


「……そーだけど。」


しぶしぶ私は答えた。



……この男は人の話より
シチューか!?





「ラッキー♪俺シチュー大好きなの♪」


ニッと満面の笑みで竜人は言った。そして自分の部屋に入っていった。







―キュン☆―



私の胸が変な音を出した。



……何?あの笑顔?






あんなの、




あんなの!!







「かわいすぎて反則だぁぁああーー!!!!!!」



この愛花の叫びは太陽にまで届いたという。