「いいなー。竜人と同居って。毎日あんなカッコいい人と会えるなんて!」 「でも、パシリみたいなものだし。エロ男だし。」 「いいじゃん!竜人にならエロいことされても♪私だったら泣いて喜ぶよ!」 「なっ!?」 香奈は目がハートになっていた。 …ダメだこりゃ。 そんな香奈をおいて、私は香奈の家を出た。 帰る途中、電器店のテレビに竜人がうつっていた。 「ホントに芸能人なんだ……。」 ポツリと呟いて、私はそこを後にした。