どうして先生が竜人を?



そんな言葉も口から出る前に消えてしまう。




何かものすごく嫌な予感がする……



そう感じながらも、私は何も言えなかった。





「……あら?青谷さんがどうして竜人と一緒にいるの?」



私に初めて気が付いた先生は、まるで竜人が自分のものみたいにそう言った。




「先生こそ竜人とどういう関係で?」


負けじと私は言い返した。




「どういうって……ねぇ?」


先生は、チラッと竜人を見ると意味深な笑みを浮かべる。



竜人は顔をしかめていた。






………何?



いったい



どういう関係なの……?