「脱げ」 「……はい?」 聞き間違いかと思って、もう一度聞き返した。 「だから、その服を脱げ!」 半分やけくそみたいに、竜人が私に詰め寄った。 「こんなところで脱げないし!てか、何で脱ぐ必要があるの!?」 いきなり意味がわからん!!このド変態が!!! 「んじゃ俺が脱がしてやる」 プチッと、慣れたようにブラウスのボタンを外した。 「ちょっと!?何すんのよ!?」 すぐにボタンを留めようとしたけど、 「痛ッ……!」 竜人に腕を掴まれて、壁に押し付けられた。