アイドル様とヒミツな恋を。




「では、他に意見はありませんか?」



「「ないでーす!」」



みんなが声を合わせて言う。



待って!!



待って!!






そんな私の思いも通じず、


「では、メイド喫茶に決定しました。用意を進めて、良いものにしましょう」



スラスラと委員長は言って、HRは終わった。



「楽しみだな♪」



竜人がするようなあの笑顔で、叶多は言った。




メイド喫茶ってことは、もちろん、



「愛花のメイド姿楽しみだな〜♪」



ルンルンと叶多は鼻歌を歌いながら、そう言った。



……やっぱそうなるのね…


ガクッと、音がするほど私はうなだれた。