―ハァー。
私は大きなため息をついた。
「そんなため息ついてたら、幸せ逃げるよー」
咲哉くんが言った。
……いやいや。
アンタ逹のせいで、今すごく不幸だから!!
「まあまあ、今日はパーッと飲もうよ♪」
そう言って、春樹くんは、
袋から、たくさんのお酒を出した。
「おいおい、愛花ちゃんは飲めないだろ?」
京人くんが春樹くんに向かって言う。
「大丈夫!!飲む!!」
ガッと、置いてあったお酒を持って、
私はグビグビ飲んだ。
「おい?大丈夫かよ?」
竜人が心配する声が聞こえてきたけど、私は無視。
「……ぷはぁ!」
私は、一気に飲み干した。
「おかわり!!」
「おいおい、止めとけって!」
竜人の止める声が聞こえた。
……ここまでは良かったんだけど。
この後の記憶は、全く私は覚えていない。
