「んふー♪気持ち良かったぁー。」


久しぶりの長風呂で少しうかれている私。


「竜人?上がったよ?……あ。」


リビングを覗くと、竜人がソファーで寝ていた。


……やっぱかっこいい。


改めてそう思った。


一見恐そうな顔してるけどけっこう優しいし。


寝顔すっごいカワイイし。

ちょっとドキッとした。


なんか芸能人みたい。


そう思ってリビングから出ようとした時、



「っきゃ!?」



突然、世界がひっくり返った。






そして。


目の前には、触れるほどの距離に竜人の顔。



「何?寝込みでも襲おうとしたワケ?」


竜人が面白そうにニヤリと笑みを浮かべる。


「ちっ、違うよ!!別にそんなワケじゃ……」

「ふーん。幼そうな顔してやることはダイタンだねぇー♪」

「なっ!?だから違うって!!」

めちゃくちゃ恥ずかしい。


顔が赤くなってるのが自分でもわかる。


なんで私が寝込みなんか襲う必要があるのよ!!

確かに寝顔は見ちゃったけど……



そんな私を見て、竜人はまだニヤニしてる。