―3分後。

「……っは!」


やっと竜人は唇を離してくれた。


……しっ、死ぬかと思った。



「これくらいでへばるなんて、まだまだ子供だな♪」


ハアハア苦しんでる私に、

余裕の笑みを見せる。



「これからウソついたらキスってことで♪」



そう言い残して、部屋に入っていった。

「なっ、なっ……!!」

……最低だ、あのエロS男!!


初めてあじわう、深いキスの感覚にまだ頭がボーっとしてる。


「う゛ぅ…、サイテーだ……」


これからもこんなことに耐えなきゃいけないの!?


ガクッとうなだれながら、もうウソはつかないでおこうと、


決心した愛花だった。