その時… 俺は思い出したんだ。 2年の夏。 神社で紗那に言ったこと。 『紗那。 覚えてるか?二年の夏。 神社で俺お前に約束しただろ 甲子園連れて行くって』 「覚えてる………」 『俺頑張るから 紗那も応援頑張れよ。 絶対にお前もブラス部のやつらも俺ら野球部の応援団も 甲子園連れて行くから。』 ギュッ 紗那が俺の手を強く握った。 「あたし頑張る! 翔馬や野球部の みんなのために頑張る!!!」