声をかけてきたのは 応援席で めっちゃ泣いてたやつ 軽く喋って 帰ろうとしたら あいつ言ったんだ。 「木崎君! あたし今日ブラバンで 野球応援行ってたんだけど ホームランすごかったよ! 来年は先輩の分まで 頑張ってね!うちらを 甲子園連れてってね!」 嬉しくって ドキドキして俺決めたんだ あいつを甲子園に連れていくってたがら俺は言ったんだ。 『ありがとうな! 来年紗那甲子園に連れてくよ』 本気で甲子園 行こうって思った。