あたしは恐る恐る 怪しい人の座る階段の 隅を歩いた。 あれ? えっ? 『木崎君?』 あっかってに口が! やばい!話しかけるつもり じゃなかったのに! 呼んじゃったよ… まじどうしよう…… 木崎君であろう人が こっちに振り向いた。 「えっ?あんた誰?」 ですよね… あたしのこと知らないよね。 ってかどうしよう! 緊張してきた。 本当なんで呼んじゃったの!