「……ふぅ――…。」 一度大きな深呼吸をして目の前の新聞紙に広げられた花達を花瓶にひとつひとつ丁寧に活けていく。 緑、白、青、黄色…。 花には様々な色があるけれど憂里の手にかかればそれは素晴らしい作品になる。 そして憂里にとって花を活けることは、心を落ち着かせるにはうってつけのものなのである。 なので悩んでいる時、悲しい時、嬉しかった時、怒っている時…… 憂里は喜怒哀楽や何かをその心で感じた時、その気持ちを花で表現し心を落ち着かせるのである。 .