そんな事を思いながら善輝の家に向かう。


善輝はもうマンションに着いてるはず。早足で善輝の部屋に向かった。


善輝のマンションが後少しっていう時だった。


――カシャカシャッ――


目の前から眩しい光と共に聞こえたシャッター音。


な、なに???


驚いたあたしは光の元を必死に見ようとするけど、フラッシュの影が残っててなかなか見ることができなかった。


少しして元に戻る視界。


黒のキャップを深く被ったジーンズ姿の男がカメラを構えたままであたしを見てる。


「何なんですか?」


あたしは男を睨みながら言った。