善輝と会った夜の次の日にからはまた普段通りの生活が始まった。


はぁ〜なんだか夢みたいな時間だったなぁ。


そう思いながら空を見上げる。


真っ青な空に一本のくっきりとした飛行機雲。すごく綺麗で善輝と一緒にみたいな…って考えちゃった。


大学に着くと待ち合わせの場所に座ってコーヒーを飲みながら雑誌をペラペラとめくっている奈瑞菜が見えた。


「奈瑞菜〜!おはよっ。」


「おはよ〜。朝から明るい顔してますねぇ。
一人で泣いてた誰かさんと同一人物じゃないみたい。」


そう言いながらも奈瑞菜は『よかったね…。』って笑った。