来る途中に買ったペットボトルのミルクティーを握りしめて扉の前に座り込む。


その間も不安な気持ちは消えなくて、泣きそうになった。


目を閉じると善輝の笑顔が浮かんできて抱き締めて欲しいって事ばかりを思ってた。




どれくらいの時間をここで過ごしたんだろう。


握りしめていたミルクティーもすっかり冷めていた。


携帯で時間を確かめる。


am1:48………


もうこんなに遅い時間なんだ…。皆、心配してるかな。


もう帰った方がいいかな…と思って立ち上がった時だった。


エレベーターの扉が開いて………