「彩乃はあんなのを気にしてたわけ?絶対にあり得ないでしょ?善輝君の一番キライなタイプじゃん。」


「確かに…。」


控え室の方は何かと注文をつける舞ちゃんへの対応にスタッフが走り回ってる。


見に来て良かったかな…。本物の舞ちゃんを見てちょっぴり安心できたかも。


そう思いながらあたしと奈瑞菜は撮影風景を見学した。



「ヨシキさん、衣装チェンジになります。」


その声でスタジオから出ていった善輝。


「彩乃、あたしこの間にトイレ行ってきてもいい?」


「うん、いいよ〜。」


そして一人残ったあたし。