「うん、初めてかな…。
何度か誘われた事はあるんだけどね。なかなか勇気なくてさ。」


「ふぅ〜ん。でも今回は違うってやつぅ?
桜田 舞だっけ?気になるんでしょ?」


うっ…そこをつかれると痛い(汗)


「ん…そうかな。なんだか気になっちゃって…。」


善輝は中身が最悪だから絶対に好きになったりしないっていうけど、やっぱり気にはなる。


キスシーンがきっかけで…とかあり得るかもしれないじゃん。


「何、不安そうな顔してるのよ!善輝君は大丈夫よ。昔から彩乃一筋なんだから。」


そう言って奈瑞菜はあたしの肩をポンッと叩いた。