「えっ!?あたしもですか?」


「うん。時間大丈夫?」


心配そうに尋ねる有田さんとは正反対に奈瑞菜は


「全然、大丈夫です!」


ノリノリで答えてる。


「じゃ、行こう!」


そう言うとあたし達の伝票を持ってレジに向かう有田さん。


「え?それ、あたし達の…。払います!」


奈瑞菜と2人で慌てて有田さんの後を追う。


「いいよ、僕のおごり。」


そう言ってカードでサッとお会計を済ませてくれた。


「なんだか、すみません。」


そう言いながら有田さんの車に乗った。


「何かな?」


後部座席に座るあたし達はコソコソと話す。