うぜぇ〜


心の中で思いながらも桜田の方に振り向く。


「何?」


「久しぶりだねぇ〜。
この後、食事でも行かない?」


上目遣いで言う桜田。


「俺、この後も仕事だから。」


「じゃ〜、今度のオフの日でも!」


あまりにしつこい桜田に段々と苛立ってきた。


「だから、俺はプライベートでお前に付き合う気は一切ないから。」


「えぇ〜何でぇ〜。
だって彩乃ちゃん?だっけ?別れたんでしょ?」


え?何でこいつが彩乃と別れた事知ってんだ?
俺は、誰にも言ってないのに…。


「何でその事を知ってんだよ?」


「え?
あ〜、えっとぉ……」